翼のレストランHANEDA
翼のレストランHANEDA 4/14 11:30の回
ビジネスクラスコース
*最初に
インドア飛行機好きという矛盾した存在のためあまり飛行機に乗る機会に恵まれてこなかったのですが、翼のレストランがあるという記事を読み、今回のツアーに参加しました。財布と相談してファーストクラスは諦め、ビジネスクラスでの参加です。それでも3万。以下のレビューは初日のさらに初回のもののため、今後のツアー内容との相違があるかもしれませんがご了承ください。
*受付
カウンターが丸々翼のレストラン仕様になっていました。名前を確認してもらうと搭乗券とANAラウンジ使用券(裏面は地図)を渡されます。ラウンジをご利用になったことはありますか?と確認してくださるので場所とか搭乗時間とかをここで丁寧に説明してもらえます。
ちなみに翼のレストラン仕様のカウンターと書いたのは、レッドカーペットみたいなのが敷いてあったり立て札があったりでちょっとしたフォトスペースになっていたからで、グランドスタッフさんが「もしよろしければお写真撮ります!」と声を掛けてくださります。(私は謎に他のツアー団体客に囲まれ、恥ずかしかったので撮れてないです)
そのとき貰った搭乗券
*保安検査
当たり前ですが国内線の保安検査はあります。(私は完全に忘れてました)翼のレストランでは持ち込める手荷物は1つのみです。
*ラウンジ
この日?翼のレストラン自体?では南のラウンジしか使えませんとの説明がありました。でも滅多にない機会なのでオレンジジュース飲んでお手洗いをお借りしました。(貧乏性)多分ラウンジのレビューはググった方が詳しいので割愛。ここの受付でラウンジ使用券は回収されるので写真を撮りたい方は気をつけてください。(私は撮り忘れました)
*サービス体験
11:30〜14:30と意外と長いです。実際のタイムテーブルはこんな感じです。
11:00〜搭乗開始、ウエルカムドリンク
11:30〜食事の提供開始
13:00〜ゴロゴロする
14:30〜退出
搭乗口とグランドスタッフとシェフ
座席
機内食はエコノミーとは違い、コースの様に1品ずつ出てきます。カトラリーは一気に渡されるので置く場所がないです。(カトラリーは金属製で、アペタイザーが乗ってるトレーごと冷やされて出てきたのでウケました)
普段は上空の低気圧の中で食べるのでしっかりとした味付けになっているとのことでしたが、だからといってしょっぱいというわけではなく、むしろ甘みや酸味というものもはっきりとしていて食べやすかったです。
ミューズ(テンション上がってすぐ蓋外した)
アペタイザー (バターの下には塩コショウが入っていました)
コロナ対策としては各料理は蓋をされたまま提供されます。(ブレッドは籠に入れて回ってくるよくある方式)CAさんもマスク、ビニール手袋を着用なさっていました。また、エンジンが回っていないので換気されていないのでは?というのが不安でしたが、サービス中はずっとボーディングブリッジが繋ぎっぱなしで扉も開いており、ずっと換気扇も回っているようでした。
誰と話すわけでもないコース料理は暇かなと思っていたのですが、CAさんがちょくちょく気にかけてくださり、何経由でこのイベントを知ったんですか?とかお料理に合わせたお飲み物をご用意しますか?とか写真撮ります!とか声をかけてくださるのでそんなことはなかったです。あとは実際に機内食を担当なさっているシェフの方も機内にいらっしゃっていて、お肉の焼き加減はいかがですか?など声をかけてくださいました。びっくりして、ア...オイシイデスとかしか言えなかったです。
メイン蓋あり(食べかけのパンが恥ずかしいので隠してます)
メイン蓋なし
本当は筋張っているというわけではないのにお肉の繊維がしっかりしていて、お肉自体の味がしておいしいかったですとか言いたかったのでエゴサしていることを祈ってここに記します。(Gacktがこうやって肉を褒めてた気がする)あと実際に機内食を作っている人と話しながら機内食を食べることは2度とないだろうなと思ったら面白かったです。
ピエールエルメとのコラボスイーツ
食事が終わると各自時間までくつろいだりしていました。CAさんに頼むと席まで飲み物を持ってきてくださったり、シートをフルフラットにしてくださったりしました。照明も落としてもらえたので寝たりしている方もいらっしゃいました。
紅茶になる前の熱湯とお茶菓子
フルフラットシート(手こずっていたらすぐ準備してくださいました)
ちなみに翼のレストランでは機内のテレビやオーディオ、無料WiFiは使用できません。4Gの電波は悪いですが繋がらないことはないので問題ありませんが、気になる人は本などを持ち込むのもアリかもしれません。1時間半ゴロゴロするのももったいない気がするのですが、わざわざ有給を取り、3万払って機内でTwitterできる経験は2度とないと思ったので結構満喫できました。
見知らぬ、天井
今回私はビジネスクラス初体験でしたが、機内で布のシート、フルフラット、羽毛っぽい布団、枕を体験してしまったので今度エコノミーでビニールのシートに座れるか不安です。
*お土産
紙袋に入っていた状態で座席に置かれてありました。内容は以下の通りです。
・機内誌
・チラシ
・ポークカレーのレトルト
・フェイラーのタオルハンカチ
・野菜スープの素×2
帰ってきても思い出に浸れます
あと別添えでスリッパとアメニティポーチがありました。
また退出する際に搭乗証明書を1人1枚ずついただきました。
*フランクフルト
搭乗券にはフランクフルト行きとの記載があるので疑問に思っていたのですが、機内アナウンスで
羽田発フランクフルト着の便で初めてビジネスクラスにフルフラットシートが導入されたため、今回の行き先に選びましたとの案内がありました。
そのため、食事提供前には国際便の機内安全ビデオが流れたり、まもなく当便はフランクフルトに到着いたしますといったアナウンスが流れたりなど、フランクフルト行きの機内で翼のレストランが開かれている、という設定になっているのが面白かったです。
*他に
座席は当日渡される搭乗券で知ることができますが、完全にガチャです。私は入口近くの席だったため退出が楽だったのですが、その分座席から見える景色はボーディングブリッジのみでした。また、ずっと駐機している関係か、1番奥の搭乗口を使用しているので飛行機が飛ぶところが見えない席もあったりするので景色を楽しむみたいな感じではなかったです。
今回使用していたのはB777-300ERでしたがスタッガードシートだったため、通路に出やすく乗客同士も距離が開いていました。そのため夫婦や親子、友達同士で参加すると話すのがやや億劫かなとは思います。(結構機内は静かで、CAさんと小声で話している人が多かったです)
また、服装はかなり自由で普段着の人がほとんどでした。フランクフルトに行くつもりで10時間飛行機に耐えられる服装で行っても面白いかもしれません。
*最後に
体験してみればあっというまで、お土産までもらって参加してよかったなと思いました。のでよかったら是非。
翼のレストランHANEDA-地上でファースト・ビジネスクラス体験-【ビジネスクラス利用】|ツアー詳細|国内ツアー|ANA
またA380でも似たようなイベントが開催されるようなのでこちらも是非。こちらはエコノミークラスのコースが用意されているようで、どのクラスでもファーストクラスを見学、着席できるようなのでいいですね。(翼のレストランHANEDAでは選んだクラスの座席のみの体験でした)ボーイング信者なのですが心が揺らいでいます。
レストラン FLYING HONU|ツアー詳細|国内ツアー|ANA
欲を言えばボーイングの他の機体でも開催してほしかったりするのですが、早めに普通のフライトが再開できるようになるといいですね。
今回初めてビジネスクラスのCAさんのサービスを受けたのですが、ホスピタリティの権化というか語彙が足りないぐらい良くしてくださって、お金持ちってこれにお金出してるんだな...って思うほどでした。ビジネスクラスは座席が広くて機内食が豪華で優先的に乗れるから高い値段が付いているのではなく、どんな人でも平等に丁重にもてなしてくださるサービスが付いているからあの値段なんだなと勉強できる機会だったと思います。参加してよかったです。